夏そば
蕎麦は一般的に秋に収穫された物を「新そば」といい、おいしい蕎麦の代名詞とされてきました。しかし、秋にとれた蕎麦は極低温で保存されない場合、夏の時期になると香りや味、喉ごしに至るまで劣化してしまうため、長い間夏の蕎麦はおいしくないと言われていました。
ところが、最近は春に蕎麦を蒔いて夏に収穫する「夏の新そば」=「夏そば」が流通するようになり、そば店でも積極的に使用する店舗が増えています。
「夏そば」の品種は向き不向きがあり、キタワセや春の息吹は秋の新そば同様爽やかな緑色で喉ごしや味も良く最適といわれています。
1年間を通してお客様に最適な蕎麦を提供するため、様々な品種から最適な物を選定できるよう生産者から製粉加工に至るまで、情報を得られるようプロのそば店店主は努力しております。
そば打ち
二八の蕎麦(2小麦粉:8そば粉)の動画です。
加水は42~43%(粉と水の分量比)
撮影協力:佐野市 元禄そば店
打ち手:小林 富士夫氏